【ビービ】

庚申川本流は泳ぎ主体の3級沢とされていますが、報告を読む限り、同じ3級の丹波川本流は淵を主としてテクニカルな突破力を問われるのに対して、こちらは大釜を主としてシンプルに泳ぎ箇所が多い印象でした。

春頃には「小金沢本谷→庚申川本流→ 丹波川本流→柿其川本流」というロードマップを描いていたものの、なんやかんやで順番はしっちゃかめっちゃかになり、結局は柿其後の訪問となりました。

渓相は良い意味で素朴、言うなれば「日本の田舎の夏休み」テイスト。水は非常に透明度が高く、ところによってコバルトを帯びます。膝下浸水は当たり前、足の付かない水深も珍しくなく、大いに水浸しの遡行となります。

2026.8.5 庚申川本流(下部)(沢登り)

最初のハイライトは坑夫の滝。

写真や遠目で見る分にはどこをどう登っているのかよく分かりませんが、間近で見れば露骨に階段状、初心者抜きならフリー十分のレベルです。

洞門をくぐって泳ぐ箇所はそこそこの水流でしたが、距離が短いので難なく突破。

2026.8.5 庚申川本流(下部)(沢登り)

そして眼鏡滝。登攀は論外ですが、大迫力の釜だったので勿論泳ぎます。

強烈な水流により早々に側壁へ退避、そのまま滝裏まで回り込みます。これだけのスケール感の釜を泳ぐ機会はなかなかありません。

その後は一旦落ち着き、水と戯れたり、釣り師アオボーが奮闘したり、水と戯れたりしながらのんびり進んでいると、突如荘厳な雰囲気の大釜が出現。思い切り飛び込み、ガッツリ泳いで取り付きます。面白さで言えば、 個人的にはココがハイライトでした。

さらにその後も大きめの釜を2つもおかわりして、想像以上に盛大なラストスパートを堪能します。

やがて庚申七滝に到着すると、ご丁寧に用意された階段で悠々広場へ上がり、そのままド平坦な下山路をスタスタ歩いて駐車場へ。

そんなこんなで、比較的短い距離ながら思う存分水遊びを満喫できました。

過去の沢々のなかでも最上位にランクインする良沢です。ぜひ毎年訪れたいと思います。

【アオボー】

雰囲気はTHE里山。
水はキンキン、透明度抜群、魚影もチラホラ。
アプローチ0、ツメ0、適度に釜を泳いで、取り付いて、楽しめる小滝が満載。
特に脱渓(庚申七滝)直前の怒涛の小滝で胸いっぱい。
日帰りでも十分に楽しめる、避暑に最高の素晴らしい沢でした。

水が冷たいので寒さ対策は必須ですが、そこまで高難度でもなく、
ある程度、沢を経験した上で、泳ぎ沢に挑戦してみたい方にオススメの沢です。

個人的には支流の笹ミキ沢も気になってます。

<ルート>
二段堰堤:一段目は右から(左でも行けそう)。二段目は左を高巻き。ルーファイちょいムズ。

坑夫の滝(7m):泳いで右から取り付く。階段状で登攀は簡単だが、終了点構築が難しい。
カム#0.2とハーケン、ブッシュからスリングを伸ばして、3か所支点を繋げた。
岩が脆く、カムもハーケンも微妙だった。
(左から普通に高巻きもできるはず)

眼鏡滝(10m):2段の滝。2段目は直登不可。まとめて右から高巻き可能。トラロープがぶら下がっている。
我々は1段越えた所を右から高巻いたが、一箇所悪いところがあり、ロープで確保した。

<その他>
温泉&食事:水沼の湯
※水曜半額、サウナも飯も最高

2026.8.5 庚申川本流(下部)(沢登り)
カテゴリー: 2026年山行一覧