
今年は季節の移り変わりが駆け足のようで、気温の上昇も早い気がします。そろそろ雪山シーズンも終わりに近づいているように感じられたため、出番の少ない冬装備を使っておこうと、難易度の低い雪山である入笠山へ登ることにしました。
沢入登山道へ到着。しかし、駐車している車は思いのほか少なく、どこか寂しい雰囲気です。
事前の山行レポートでも「雪が少ない」と書かれていたので予想はしていましたが、しばらくは雪のない登山道を淡々と登ります。
「雪ないっすね」
「ないっすねぇ」
そんな会話や、「人いなくないですか?」といったやり取りが自然と増えていきます。
さらに歩き続けてヒュッテ入笠の前に到着しましたが、多少雪はあるものの、景色はほとんど野原といった印象。雪山を期待していた気持ちは少しずつしぼんでいきます。
ところが、マナスル山荘のあたりまで来ると、ようやく念願の雪が現れました。
「これで今日は雪山登山になりましたね」
そんな安堵の言葉を交わしながらアイゼンを装着し、ピッケルを手に先へ進みます。山頂までの数キロにはしっかりと雪が残っており、ピッケルを突きながらアイゼンを蹴り込んで登っていきます。ただし雪はすでに緩み、やや踏み抜き気味のコンディションでした。
山頂では軽く昼食をとり、その後靴やアイゼンの状態を確認しました。湿原周辺は雪が少なかったため、ワカンの使用は見送りました。
先週の鳳凰三山の疲れがまだ残っていましたが、距離としては短い山行だったため、ペースが出てくると下山はあっという間でした。
ラムシー(記)


