八ツ・横岳杣添尾根(その1) やまづと2012.3

全国的にあんまり良い天気予報ではなかったのだけど、野辺山はピーカン予報。やっぱ野辺山だぜ、ということで杣添尾根から横岳に登り赤岳を越えて美濃戸へ下りる計画です
予報どおり、日野春駅では頭上ピーカン、暖かいそよ風の吹く良い天気になりました。でも山には雲がかかっているね

小海線に乗り換えて高原に登って行く電車でも、日の当たる窓際はジリジリと暑く春が来た感じでした。もちろん野辺山の空も真っ青です
こりゃ日焼けするぞ、なんてタクシーに乗り込んだのだけど
海ノ口の手前あたりから雪がチラチラ
そうか野辺山と登山口の海ノ口ではもう天気が違うんだ、ということで雪の降る山登りになりました

杣添尾根は、八ヶ岳の稜線に登るのに一番近く短い尾根ということで、それなりの急な登りが続きました
ときおり風の塊が、ゴォーっと木々を揺らしながら通り過ぎて行きます

万歩計で測った稜線までの中間点だそうです
まだまだ深い樹林の登りが続いています

ちょっと疲れたね、というところで後ろから声が
いつの間にか追いつかれていました。風の谷パーティだって、有名人じゃん。HP見てねって言われて帰ってから見ました
あれっ、山の子せんせいの知り合いなの・・・。早速、山田哲哉さんの「奥秩父 山、谷、峠そして人」(東京新聞)を買いました
奥秩父への愛情がこの本にはたっぷり詰め込まれています。奥秩父の山へ行きたくなる本です。お薦めです

風があるので樹林の中にテントを張りました。上にあるテントが風の谷パーティです。オカリナの音がかすかに聞こえてきます

我々にはそんな芸もないので、ただつまみをポリポリしながらビールとお酒です。そんでもっても酒に弱い2人組なので、えっ、なに、林檎サワーのちっちゃい缶が余ったって・・・
晩飯は、キムチ鍋です。う~ん、ダシと調味料を忘れたのは失敗だったね
あしたの良い天気を願って、おやすみ

えっ、なんだよ、この天気は
雪がボンボン降っています。今日はいい天気になると思ったのになあ、がっかりです。風の谷パーティは我々が起き出したころに出発したようです

赤岳への縦走は諦めて、横岳ピストンに計画変更しました。テントを置いて我々も出発です
森林限界を超えるまでは、雪は降っているものの風はありませんでした

森林限界を超えて少し行ったところで風の谷パーティが頂上から下りて来ました。まだ寝ているかと思ったなんて言われて・・・
やまづとが寝坊助だとなんで分かったのだろう

稜線三叉峰の急な登りで、右手から強い風が吹いてきました。風に飛ばされた氷の粒が顔にバチバチ当たります

上が良く見えなくて、風を避けるように左手に回り込んで登ったのだけど、風は変わらず強く、足元の傾斜も強くなって
頑張りどころのようです
八ツ・横岳杣添尾根(その2) 2012.3

ときどき手をつくくらいの傾斜で、風が右手から吹きつける
ここまで登って、左側に回り込んだのが間違いだったのに気がつきました。傾斜が強くて谷底が見えないじゃん
右側に回り込んで登れば、多少傾斜が緩いのだろう、たとえ落ちても、落ちていく先が見えます

慎重に登ってあともう少しで三叉峰です

少し傾斜が緩やかになって分岐の標識です
ちょっとの間だったけどきつかったね

三叉峰のピークに立って
当然のことだけど、展望は一切ありません。まわり中、真っ白けっていうのも綺麗なのかも
ここは少し風が弱くなってほっと一息つきました。さて、横岳ピークの奥の院まで行ってみようか

ピークから少し下ると、また強い風が吹きつけてきました。顔に氷の粒がバチバチ当たって前を向いていられません
三叉峰から2つ目の出っ張りが奥の院です

横岳奥の院2829m
ピークに立てば風が弱くなります

また風の中に入って、来た道を戻りました

痩せた尾根を慎重に辿って、三叉峰の分岐から杣添尾根に下ります
もうしばらく、風に耐えての頑張りどころです

白まゆげ、白まつげ
強風帯を抜けてホッとしているところ

ここまで戻ればもう安心です

ダケカンバが霧氷で着飾っていました

テントに戻って、お茶と昼寝の時間です
1時間半くらいテントの中でゴロゴロして、海ノ口に下山
赤岳には抜けられなかったけど、展望も全くなかったけど、ちょっぴり冬山の厳しさが味わえて満足しました