和賀・生保内川~羽後朝日岳(1) 2012.8

はあ、防虫ネットを忘れちゃって
林道を走るタクシーの窓にバチバチとアブがアタック、こりゃまいったなあ。タクシーを降りて静かにしているうちはよかったが・・・
そのうちに、わあっーと走って逃げたんだけど

大平沢出合の手前から沢に下り、砂防ダムを越える。今年のアブはこれまでで一番多いように感じる
クーボクさん持参の防虫ジェルが案外効くような。虫の好かないヤツになって歩こう

アブがいっぱいたかっているように見えるけど、こんなのはどうということもなくて・・・
前を歩く養虻家(動画)を見ると笑うしかない
すごい

今日は大ゴ沢出合の先、大きく地形が広がったところにテントを張りました。それぞれ魚釣りに山菜採りに
ここまで来るとアブも少し穏やかでした

ミズを採って、魚は・・・えっ、ないの

ミズの皮むき修業しばしで、おかず一品
今日の食当はいいかげんなので、まとまって料理が出来ることはありません。一つずつ、つまみながら飲みながらです

ナスも焼いちゃうか

アブの襲撃を除いては穏やかな山入り一日目でした
ゆっくりとした時間が過ぎていきます

夕焼けになるかなと思ったけど、ここまで
今日はペルセルス流星群の流れ星が見られるだろうか

晩飯メインのいいかげん鍋、何でも入れて煮込めば旨いもんだよ。ナスにピーマン、エノキにブナシメジそれと焼き豚

夜、星空になって流れ星2~3個、人工衛星一つ
さて、明日が沢の核心、良い天気になりますように
和賀・生保内川~羽後朝日岳(2) 2012.8

今日もまずまずの天気です
このあと、昼前には雲一つない青空になり、午後からまた徐々に雲が出てきて夕方には曇り空になりました

朝飯の準備です
今回は、野菜とウィンナーの材料を持ってきただけで、料理は全部若い者が作ってくれるので、コーヒーを飲みながら出来上がりを待っているだけ
出る幕なし

回鍋肉の調味料で味付けして出来上がり

第2弾もあって、そして焼きそばも作ろう

鍋で茹でほぐしてから、フライパンで炒めました
これも簡単でいいかな

今日は長い行動時間になりそうだけど、のんびりの出発になってしまいました
まあ、いつものことだけど

また広い河原が長く続いています
地形図にある砂れき地マークのところだろう。もうしばらく穏やかな流れが続きます

カワゲラの仲間なんだろうけど、一つの石に集まって羽化しています
なんか好みがあるのだろうか

何かの足跡、鳥かな
源流では大きな黒い糞をいくつも見ました。熊かなあ、歩いているところをみてみたいけど。近くからじゃあないよ、遠くから

おっ、釣れたか
逃がした一匹目はデカかったようだけど、これはどうだ

今回が初めてのイワナ釣りでした

どれどれ、俺も・・・って

まあ、こんなもんで

ゴルジュがはじまるところまで、釣り遡りしました
のんびり気分だけど、時間大丈夫かなあ
和賀・生保内川~羽後朝日岳(3) 2012.8

のんびり河原歩きはここまで
あの滝の奥にもいくつか滝が連なっているらしい。ここからは登ったり巻いたりで沢登りらしくなります

ちょっと戻って右側から巻いて・・・
ほぼ完璧な巻きじゃあないかと(フフフッ)と思いながら滝上に下りました

まだ少しゴルジュが続いています

狭いゴルジュですが、水が少なく滝もないので楽に通過できます

ヨイショ・・・と

ゴルジュの出口にはうまい具合にバンドがあって
なんか気が利いてるなあ

深く谷は切れ込んでいますが、河原歩きです
でも雰囲気がいい

少し谷が広がって、気持ちも伸びやかになります

ここは小さく巻いて滝上に出ました
以前(2001年)に来たときは、ここは大きな釜になっていたような。たいぶ谷が砂に埋まったのかなあ
そういえば、泳いだ記憶の淵も腿のあたりで歩けたし・・・

沢はどんどん奥深くなっていきます

また小滝があらわれて
どっちから登ろうか、どっちからでも行けそうだって・・・

右と左に分かれて登ろう
アラよっと

なかなか格好良い滝が出てきて記念撮影を
ここは少し戻って右岸から巻きました

それでもって、谷に戻るのに新品のザイル初使用
むむっ、もう少し藪を漕げばザイルを使わなくても下りられそうだったなあ

きれいな水たまり
今はどのあたりにいるのだろう。まだまだ先は長そうです
和賀・生保内川~羽後朝日岳(4) 2012.8

ノンビリ沢床歩きに、ときどきアクセントの滝
この滝は右側のガレから巻いて・・・下り口はどうだったのか、どうしたのか忘れてしまった

ガレから巻いているところです
帰宅してから10年前の写真を引き出してみると、当時はガレていない。崩れたのは最近のようです

次にちょっと広めの滝が出てきました
左側から登れそうか、落ち口がどうなんだろう。ザイルを引いて登ってみました。ランニングビレイを取るところがないなあ
中間くらいで細い木に一つ取って、落ち口へ。岩がぬめっていて大きな段差があり、少しこちら側に傾いて・・・
我々でも登れそうな感じだけど・・・躊躇。確実な確保支点があれば登ってみるのだけど、ない。道具も持ってきてない
ということで、慎重に草に掴まって少し下り、草付きの藪に入って腕力登りしばしで、落ち口へ

時間にあまり余裕がないのに、いらんことをしちゃったね。結局、中途半端に巻くのだったら、最初から素直に巻いてしまうのだった
先ほどの滝を越えると、沢は源流っぽくなりました
だけど、ここからが頑張りどころのようで、次々に滝が出てきます

この滝は右側の少し手前から巻いて・・・ここもいらんことをしちゃったかなあ

藪を漕いで上へ上へ登るのがつらくなって、途中から斜め懸垂で滝上に下りたのだけど
もう少し藪漕ぎを頑張れば、木を伝って楽に下りられたような


小滝をひとつひとつ越えて

おっ、ここは難所だなあ
小さい滝なんだけど、足がかり手がかりが・・・。前に来たときは足が長くて身体の柔らかいやつが、手前の岩からヒョイと足を伸ばし・・
今回のメンバーにはそんなのは

周り側壁から簡単に巻くことはできそうにない。ここを巻くとなると、かなり戻って、時間単位の大高巻きになりそうです
流れの右側にあった古い残置ハーケンはすぐに抜けてヒヤリ、さてどうしよう
ショルダー使ったらあそこに手がとどきそうか、身体が一番軽いのは誰だ

どうにかこうにか先頭が登って、後はゴボウ

夕方が近いのに、こんなところで引っかかってたら大変なことになるところでした


まだまだ滝場が続いて。おーい、泊まり場はまだかぁ

またまた我々には登れそうにない滝があらわれ
すんなり行けないなあ

草原状がチラと見えて、やっと滝場が終わるのだろうか。夕暮れがもう近くなって、少々慌てています
和賀・生保内川~羽後朝日岳(5) 2012.8

夕暮れまで時間がない
もう滝場は終わったようだけど、気持ち少々焦り気味です

10年前もここだったけど、一旦通り過ぎてもっと良いところはないか、でも滝に遮られて、やっぱりここか
ブヨが凄い。半端でない大群に襲われました
近くに雪の塊が残っているからかなあ、こんなにブヨが多いのは


ブヨと戦いながら、貴重なビールを冷やし、晩飯作り。暗くなるとブヨも退散するみたいだね
やっと落ち着きました

3日目の朝
昨日から天気が崩れる予報だったけど、まだ大丈夫なようです。雨が降るのだったら寝ているうちに・・・そんなにうまくは

ブヨも早起きです
でも、昨日の夕方ほどではないような。やまづとみたいに、寝坊助のブヨが多いのかもね

ブヨも案外おとなしいので、ゆっくり食べることができました。今日は朝日岳に登って、部名垂を下ってゆったり
のはずだったのですが・・・

下流側には青空も見えています
天気はこのまま大丈夫なんだろうか、と淡い期待もあったのだけど。まあどっちにしてももう危険なところはない・・・

これが最後の滝です。左手前から笹藪を漕いで越えました

あとは、くねくねと続く沢状を詰めるだけです

ゼンテイカ(禅庭花)またの名はニッコウキスゲ

なんて名前だろう。沢でよく見るような葉っぱなんだけど。だれか葉っぱをちぎった跡が
先行者ありか

これも分からず・・セリ科だと思うけど

またまたこれも分からず
葉っぱはよく見るような

トンボも種類が多くて、最初から名前は諦め、分かりません

ヤマブキショウマかなあ、葉っぱが違うかなあ

先行者グループがいるみたいです。追いつくことはなかったけど痕跡がいくつかありました

ほぼ沢形が消えて、草を掴んで急な斜面を登って行きました

そして、あそこが羽後朝日岳の山頂です
やったぁ-
和賀・生保内川~羽後朝日岳(6) 2012.8

ドタッ、山頂はふかふかの草むらでした
羽後朝日岳の山頂は、だんだん草深くなっていくような感じです。登る人が少なくなっているのかも

山頂の石には、昭和3年8月17日の日付と運び上げた6人の名前が刻まれています
20数年前だったか、そのときの記録を辿るドキュメンタリーがありました。内容は全く憶えていないけど、それを見てから4度目の羽後朝日岳です

山頂から二ノ沢畚を見る(左奥の山)
この付近全て藪の尾根です。登山道はありません

奥に見える山が志度内畚です
10年前はあの山まで藪を漕いで、それから志度内沢を下りました。懐かしい山です

山塊主峰の和賀岳方面の眺めです。見えているのが和賀岳かどうかは分かりませんが

ハクサンフウロ、これだけは間違いなし

ツリガネニンジン、○○シャジン・・・みんな同じに見えてしまう

マルバダケブキかなあ

ミヤマアキノキリンソウだろうと思っていたけど、葉っぱがなんか違うような・・・

尾根筋は風が出てきました。そのせいか落ち着きなく飛んだりとまったりのベニヒカゲです

長いこと山頂でのんびりしていましたが
そろそろ下りようか

あの左に続く尾根の向こう側が部名垂沢です
ところどころ途切れるけど、細い踏み跡があります
でもって、向こうに下りれば部名垂沢だとしか考えていませんでした、確かに部名垂沢なんだけど、右俣と左俣があって・・・


お花畑の尾根が続きます
左奥に二ノ沢畚が見えています。真ん中の出っ張りから右へ尾根を辿って部名垂沢の左俣へ下ればよかったのですが・・

振り返って見る羽後朝日岳です

ずっと尾根を右に辿って、突き当たりの谷状まで行ってから沢に下れば問題がなかったのだけど
詰めが甘いというか、いいかげんというか、踏み跡が藪で途切れたところから沢に下りてしまいました
強烈な藪漕ぎから、やがて滝場があらわれ。あ~あ、またやっちまったか・・

これは2つ目の懸垂だったかな。浮き石がかなりあってヒヤヒヤものでした。ここに下り立ってもまだ先が見えないよ・・・


藪を漕いで下っている途中から雨が降り出し、ときどきバチバチと音を立ててザックをたたく強雨になりました

けっこうサバイバル気分です
また滝に行き詰まって、懸垂の支点も取れず、きつい斜面の巻き下りから懸垂下降。まだ谷底ははるか下に見えていました
断続的に雨も激しく降って、一時はどうなることやらと思いました

やっと部名垂沢の谷底、左俣との合流点に下りてきました
きつかった、まともに左俣を下っていれば今頃はテントの中だよね。これが「登山体系」に小滝が続いて楽しいと軽く書かれている右俣だったか・・

きつい巻き下りが終わったところで、激しかった雨も止みました。増水を心配したけど、カラカラ天気にちょうど良いお湿り程度だったようです

砂防ダムをいくつか通り過ぎて、山道が出てきてから今日の泊まり場です
またアブとの戦いがすこし


晩飯はパスタと○○すし、ひとり腹をこわして味見のみ、雨に打たれてくたばったみたいです
なんか情けないなあ、歳か・・・やだね

朝飯の餅、むりやり2個食って、温泉まで
林道に出てからまたアブとの戦いに耐えて、夏瀬温泉「都わすれ」に下山しました。ふぅ~

去年の和賀に続いてまた「いいかげんさ」の出た山行になってしまいました。あんまり下調べに凝るのも何だけど
もう少し慎重に地図を見ないといけない
と思いながらも、いろいろ盛りだくさんの山行に満足をしました