二口・穴堂沢~大東岳~カケス沢~小東岳~南面白山
(その1) 2011.10

やあ、草原の殿さまです
秋も深まってきて飛び跳ねる虫も目立つようになりました

林道歩きの恵み
小粒だけども甘い山栗です。動物の食べものを横取りして、この3倍くらい拾いました

目指す大東岳は頂上付近が赤く染まって見えます
頂上着は明日の予定です。紅葉を楽しみにしよう

穴戸林道を終点まで辿って穴堂沢に入りました。二口山塊は十数年前に大行沢から大東岳に登って以来です。すごくゴブサタでした
この山域の沢は黒っぽいざらついたナメが特徴のようです

そしてこういう大岩がポコンと置かれた感じ
その前でターザンごっこ、飛びます

もう水に入るには冷たく、できるだけ濡れないように
というところでお尻まで濡らして、わぁ

この突き当たりから、左に沢は折れてその先ゴルジュの中に滝がかかっています。滝までは首まで水に浸からないと行けそうもないって・・・
戻ろ戻ろで左側から巻き上がり

ゴルジュの出口まで、中の滝を見下ろしながら巻き下り
きれいに巻けました。だけど中はどうなっていたんだろうね

もう難所はないはずです
深く穏やかな森の中を沢は流れています。しんみりと秋の寂しさを感じさせる沢でした

奥の二俣の左沢です。雰囲気は絶対にこっちに行きたい。だけど上部で尾根越えになるので・・・やめよう

二俣の右沢の出合にかかる滝です。こちらの沢に入って泊まり場を探しながら遡りました

ブナの恵み、ヌメリツバタケモドキです
スープに入れて

森の奥深く静かな草地にテントを張りました
周りに落ちている枯れ枝をいっぱい拾い集めたのですが

木が腐りかげんだったのか、燃え上がってくれない焚き火でした
上流から冷たい風が吹き下りてくるので、早々に焚き火をあきらめて
明日も良い天気になりますように
二口・穴堂沢~大東岳~カケス沢~小東岳~南面白山
(その2) 2011.10

快晴の朝になりました
3日間ののんびり行程なので、朝はゆっくりです

ここはもう登山道です
沢は西に向かって、大東岳から権現様峠(なんかいい名前です)の登山道に直角にぶつかって、という感じでいたのですが、いつのまにか方向が南に変わっていて赤いテープがところどころ
目印のテープがなければ登山道には全く見えません

沢形がなくなると少し藪が覆い被さるような道になりました。なになに、動物がいたって。サルか、いや四つ足の灰色っぽい・・・。クマじゃあないし、ライオンでもないし・・・
登山道脇のあちこちにイチイの実がありました。甘い実を一つづつ口に入れて、慌てないように食べました
種子には毒があります。一度に頬ばるとうっかり飲み込んでしまうかもしれないので一つずつ

大東岳の山頂に着きました
おサルさんが挨拶に出てきました。ちょっとびっくりしたみたいです。こちらを何度も振り返りながら藪の中に入っていきました

何の木か分からないけど、赤

何の木か分からないけど、黄

山頂付近は広く平らになっています
くすんだ感じですが紅葉です

山頂を振り返って

行く手を望んで

明日歩くことになる尾根です。真ん中の小三角の山の左側に詰め上がるはずです。そして右端の山が小東岳です。たぶん

そして一番左端の小東岳から真ん中1216m峰と右端が南面白山です。この1216m峰の登りがすごくきつかった。名前もついていない山なのに

谷に向かって急下降します

広い台地状の端から一気に急下降して樋ノ沢避難小屋に到着しました。きつい下りでした。ちょうどお昼です
山頂で単独の2人、ここでも1人の登山者、連休でも静かな山のようです

避難小屋の裏から大行沢を下りました
黒っぽいナメ床がずっとどこまでも続いています

右岸から2つ目の枝沢がカケス沢です。もうこの先かな
右手の藪から2人の山おねえさんが登山靴のままバチャバチャ渡ってきて、大胆やなあ、あんなところに山道があるのか。下から3人のオヤジさんが沢を遡ってきて、3方向からばったり遭遇です

カケス沢に入りました。さっきの2人組山おねえさんは北石橋からの山道を下りてきたようです
さてどんな沢だろう。北石橋ってどんなだろう、そしていい泊まり場はあるのだろうか
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(その3) 2011.10

黒いナメ床がしばらく続いて
そのあと小滝がいくつかあって、ゴルジュの滝になりました

手前左から巻いて草つき状に出る。そこから小さくトラバースすれば良かったのかも。少し上に上がると足元が滑るような感じで沢床に下りるきっかけを失ってしまいました
追い上げられるように樹林帯まで

樹林と草つきの間に段差があるので、そのまま横移動しました
そして目の前に大スラブが、おおっ。目の上から目の下まで200mくらいスラブ帯が広がっているように見えます

下りるべき沢に滝がかかっているのが見下ろせます。草つきスラブが広がって、もう横移動は出来ません
あのゴルジュの中に下りて、それからどうするんだろう

あれこれ考えていてもしかたがない、とりあえず下りよう。スラブ帯の境目を灌木を伝って真ん中くらいまで下りて、そこから懸垂です
ちょうど滝の上の狭い場所に下り立ちました

先には泳がないと進めません
反対側の斜面は巻けそうか・・・。急な樹林をずり上がってほっと一息つきました
ここも巻き終わるともう一つ登れない滝が現れて、今度は左から巻きました。ジグザグに縫っていく感じです
こんなスラブ状岸壁は地図に載っていたっけ、というところでゴルジュ帯は終わりました

しばらく歩いたところで,、ふっと目を上げると岩壁が
あっ

これかぁ、北石橋
写真では見てたけど、実物はこりゃまたすごい

しばらくあちらこちらから眺めて
すごい造形だなあ

石橋を下から見上げました
意外と細いんだね

左端の小さな出っ張りを拾って、橋をくぐり終えました
奇岩を堪能したので、そろそろ泊まり場探しです
地図では地形が広がっているようだけど

このナメ滝を越えたところで

ここがいいね
まだ明るいけど、ここにしよう

途中で採ったブナハリタケとウィンナーを炒めて、ソーダ割で一杯、ゆっくりの時間が流れていきました

そして十三夜の月が昇って
おやすみ
二口・穴堂沢~大東岳~カケス沢~小東岳~南面白山
(その4) 2011.10

3日目の朝も良い天気になりました
今日はもう少し沢を詰めて、小東岳から南面白山の尾根を縦走します

朝日を浴びながら小滝を越えます
左上には山道がありました。沢に戻って最奥の二又を左に入り詰めへ。右に入ると鞍部に出そうだけど笹藪が濃いかも

詰め上げた登山道から大東岳を振り返りました
二口山塊の親分の山です

小東岳、南面白山に向かって尾根道を辿ります。結構な登り下りがありました。きつかったです
真ん中の小さく隠れ加減の山が南面白山です。その前に大きな右手前の山1216m峰を越えなければなりません

小東峠から小東岳です
昨日通った、樋ノ沢避難小屋から道が上がってきています

ナナカマドの赤い実が花の咲いたように

尾根道から外れた小東岳、あまり登る人もいないのかな
道標も朽ちかけています。藪が覆い被さる道を往復してきました

小東岳山頂です。山頂標識の山名部分はもう朽ちはててありません
トンボがいっぱい飛んでいました

小東岳を振り返りました

笹の畑に下ります
一旦下って、1216m峰の登りです。この登りがきつくて。見上げても見上げても一歩づつ歩くしかなく

やっと登りついたところは、おお、いいところじゃあないか
広々とした山頂付近です

のびのび

ナナカマド
7回竈にくべても燃えないくらい固い木だから、ナナカマドだって、ホントかなあ、3回くらいで・・・

一旦下って、この下るってやつがきついなあ。正面が南面白山です。山頂付近で人が動いているのが見えます

南面白山の山頂にて。後ろの山は大東岳です
若者グループが権現様峠へ向かったあとで、我々は面白山高原に下りました
下り始めは急でしたが、木漏れ日のブナ林と高原のススキ道はちょっと椅子にでも腰かけてって感じでした

面白高原駅で電車の時間待ち、1時間に1本しかないからね。その電車を作並で下りて温泉に行くつもりが、バスが来ない
1時間近くバスを待ったのだけど、上り下りとも時間を過ぎてもバスが来ない。あきらめて仙台へ

往きの新幹線トランヴェールに載っていた「たんや善治郞」
そうか、みんなとろろで一膳飯をかき込んで、それから大盛りのおかわりで牛タンを食うのか。知りませんでした