男鹿・大蛇尾川西俣(沢登り)~東俣下降(その1)
2011.9

初っぱなの日が雨っぽかったので、赤色の沢からこのソーダ水色の沢に
予報どおり林道の歩き始めから雨に降られました。沢に下りて、まあこれくらいなら行けるだろう

東俣の分岐を過ぎて、最初の難関ヤギ滝があらわれ。何がヤギなのかよくわからんけど、滝は2段になっています
あっそうか、ヤギの髭に似てるかあ

2段目の釜をへつっています。落ちるとそうめん流しみたいに1段目の滝へ流れて行きそうです、そんなことはないか・・・
とりあえず、そうめんになってもいいようにザイルを

泡の中に入るのでちょっとドキドキ
水の中に細い棚があるようです。そろりそろりつま先移動

ヤギ滝を越えると、何とも言えない不思議な色の水がさらさらと流れ・・・これがソーダ水だったらなあ、スコッチを割って酔っぱらいの一日

このソーダ水のような色は、空色の岩盤の上を水が流れているからのようです。水に色がついているんじゃあないんだ

とにかく綺麗だね
なんとも不思議な色の世界、これはここに来なければ見られない。アメリカの鱒釣りちんちくりんでもこれを切り売りはできないな
というところで次の難関が待ち構えて・・・

両脇高く切り立った中に、これまた切り立った滝があらわれ。昔のガイドをちらと見たけれど、なんの記述もないぞ
どうしたんだろう、ジャンプしたのかなあ

けっこう、滝が立っています。幸い残置シュリンゲが2本垂れ下がっていて、それを掴みながら上向きの手がかりを探し当てればなんとか

でもなあ、残置シュリンゲがないと我々には登れないじゃんかよ。もしなかったらどうするんだろう
高巻くとなると2時間コースかなあ
最近、ハンマーとハーケンを持ち歩かないやまづとは、こういう選択肢がないのはピンチかも

またまた穏やかな流れに戻ってソーダ水の中を遡ります

ずっと浸っていたいこの感じ

ソーダ水の素をどんどん注ぎ込んで・・・。ここは左の窪から簡単に滝の上に出ることができました

おおっと、何の滝だあと思ったけど、ここも左の灌木伝いに簡単に滝上へ抜けられました
そろそろ泊まり場探しです

いくつかの候補地を通り過ぎて、ここに決めました
広々として快適なテント場です。さっそく薪を集めて火熾しから。さて一杯やろう
男鹿・大蛇尾川西俣(沢登り)~東俣下降(その2)
2011.9

今日はなんなの、ややっまた豚汁やなあ
あんたにまかすといつもだねえ、中身のないピーマンと中身の軽~い茄子とキノコだな。まあビールでも飲んでなさい

ビールも冷えたようです

茄子も焼けました

さあて、どうしちゃおうかな。今話題の山採りキノコ、鍋に入れちゃおうか。シノさんとオレはまあいいとして若いヤツは・・・まあいいか
見た目ベクレルはなさそうなマスタケ
入れちゃお

オレンジ色がマスタケです。美味しく出来上がりました
キノコの出汁利いてるね

良い焚き火だったんだけど、ときどき雨がパラパラと
落ち着かないので早々にテントに入って
おやすみ

今日は良い天気です
焚き火を囲んでまずは甘い飲み物から。みんなのんびりムードです。天気が良いからね。そしてこのあとの失敗を誰も知らずに
えっ、なんかやらかしたの、またあんたか、そうオレ・・・

しばらく行くと30mの大滝です
少し近づいてみよう

どこ登るんだろうねえ、あの水をバシャバシャ被るところから登るのかなあ。もっと近づいてみよう

とても登れそうにないので、少し戻ります
滝の右側のルンゼは渡れそうか
う-ん、行ってみるか

少し戻って左岸の急な笹藪を傾斜が緩むまで登り、滝の方に向かってトラバースしました

細いルートが滝の脇までうまくつながって、行けそうか
ちょっと高さを感じてこわい

滝脇の藪には踏んだ跡がありました。大丈夫だね
落ち口まで木を伝って

案外すんなりと沢に戻れました
そしてまたソーダ水のナメになりました
あとは・・・
男鹿・大蛇尾川西俣(沢登り)~東俣下降(その3)
2011.9

大滝の上もまた青い流れのナメが続いています
難所が終わってもう緊張することもなし。あとは適当に行けば大佐飛山だよ、でふわふわ適当に歩いて
真剣にこのルートで、なんて考えてなくて

だんだんと沢幅も狭くなってきました

快晴の空です。そろそろ左岸の枝沢に入ればいいのだろう。ちょうど枝沢分岐で休憩をとったところで、この枝沢を登れば・・・
なんて思っちゃったんだなあ
もっと下流から枝沢の数を数えてくればいいものを

途中で一旦躊躇して地図をひろげたのだけれども、そのまま登って左斜面の様子が違うな、と思ったのだけども
早々に沢の形がなくなって、強烈な藪こぎが始まってしまいました。きつー

やっとのことで尾根に上がって一息つきました。大佐飛山は谷を挟んであの遠くに見えるあの山か・・・ああ
ここから反対側の谷、東俣沢に下ってもよかったのだけども、でも

大佐飛山はあれかなあ

大佐飛山へは絶望的なあがきだけども、尾根を辿ります。強烈な藪が続きました。だれもこんなとこ通らないもんなあ

尾根の屈曲点ナナシの名無山
一つ上流の枝沢から直接ここに突き上げていれば、大佐飛山登頂のチャンスはあったのだろう

ちょっと残念な今山行の最高点ナナシの名無山にて

数十mほど大佐飛山への藪尾根を下り、適当なところから右下の谷へ急下降しました。やかて水流が出てきて、高い滝のきつめの巻き下りがひとつ
薄暗くなって東俣沢奥の二俣の先、高い岩壁の滝に阻まれて、こりゃあ懸垂か・・・。二俣に戻って狭い場所にテント
下りてみればよかったんだなあ、右岸から案外簡単に下りられたのに、そしてその先しばらくのところに絶好の台地があったのに

燃えない焚き火と窮屈なテントの夜でした

メインの晩飯のおかずはなんだっけなあ。途中で見つけたブナハリタケとウィンナーを炒めて晩飯
窮屈だけどおやすみ

昨日躊躇した滝を巻き下り、ゴロンと転がりそう(ウソ)な岩の横を通って、どんどん下りました

そして今日最初の懸垂下降
上から覗くとけっこうな高さです。こわ

下から見上げると、こんなきれいな滝でした
光があたって水がキラキラしています

おっわっむむっ、ナメコか・・・

ナメコにしては色が薄いような、時期が早いような、ぬめりが少ないような、でもナメコでしかないよなあ
もちろん袋一杯採りました

このあと二段の高い滝がでてきて、下段は懸垂下降になりました。そして西俣沢との二俣まで戻ってきました

鍋一杯のキノコです

味噌味のキノコ汁、さて食べるか

二俣でたっぷり休んで、さてもう少し。往きには見えなかった大きな岩のクマがいました
大蛇尾川はとてもきれいな沢だったのだけど、大佐飛山の登頂を欠いたのが心残りです
帰りの林道も途中から雨がポツポツと降り出しました。車で板室温泉に着く頃にはかなり強い降りになりました