北ア・黒部五郎岳(その1) 2015.5 山の会やまづと

北陸新幹線に乗ってきました
GW最終日、大混雑の入口ドアのそばに身体とザックをへばりつかせて、富山から東京まで・・・きつー
5月3日に松本、平湯から飛越トンネルに回り、5月5日頑張って黒部五郎岳に登頂できたので、気持ちもはずんで、帰りは富山周りで贅沢山行をしようということになりました
飛越トンネルからジャンボタクシーを温泉付きで富山まで飛ばして、キトキトのお魚と地元のお酒をたっぷり食べて飲んでここまでは贅沢山行だったけど・・・
今度は座席に座ってゆったりと乗ってみたい
5月3日 移動と入山日

残雪のため、ジャンボタクシーは飛越トンネルの手前1km弱まで。駐車中の車が道路の片側に数十台止まっていました
こんなに登っている人が多いのか・・・
山の混雑はいやだなあ、なんてちょっと思ったりしました

トンネルの左脇から尾根に取り付いて、それから尾根をほんの少し辿って今日はここまで。暖かいのでテントの外で入山祝いビールです
トンネルのところでスキーヤーが10人くらい下りてきました。もう下山日なのか、早いね
テントの脇をまた何人かが下りて行きました

ビールを今日の分と、明日明後日の分に分けて、他に日本酒とウィスキーの確認もして、今日の夕飯はスパイシーカレー鍋
うぉ、スパイスがきいてるね。何のスパイスかって・・・カタカナが4つくらい出てきたけど覚えられず

稲庭うどんで〆
さて、明日は天気が崩れる予報です。まあ朝から雨ということはないようなので、早めに出て次のテント場、北ノ俣避難小屋まで行こう
えっ、まだ寝られないってか。千円以下で最後の晩餐は何かだって・・・タマゴサンド、ポテサラ・・・
おやすみ
5月4日 北ノ俣避難小屋まで

ヒガラの囀りで起こされる。もう明るくなっているじゃあないか。えっ、一番の寝坊助に起こされたのがくやしいって
まずは温かい飲み物を飲んでから、朝飯作り
昨日摘んだふきのとうを入れてタマゴ雑炊です

今日は北ノ俣避難小屋まで。昼前には着くかな
シラビソとかツガ(違っているかも)とかクロベの森の中を歩きます。今日も下山してくるスキーヤー、登山者にいっぱい遇いました

打保(ウツボ)からの登山道と合流するあたりです。飛越トンネルが出来てから打保から登る人はほとんどいないらしい
雨がときどきポツポツと落ちて来はじめました

寺地山を越えてゆるゆると登ったり下ったりで避難小屋に向かいます。北ノ俣から黒部五郎の稜線はガスの中です

そして予定どおり昼前に避難小屋に到着しました
誰かいるかと思ったけど誰もいない。ただスノーシューが5、6つ置かれている。このあと一人の男性が小屋前で休んで登って行きました
小屋の前、雪解け水が取れるようになっていました。水作りをしなくていいので、楽ちんです
小屋の中はちょっと香ばしいにおいが充満して・・・

さて、今日は雪の城壁を造ろう。今晩は雨がそれなりに降りそうだし、東よりの風が吹いているし、がんばろう

スコップで雪を切り出す係に、それを運ぶ係に、それを積み上げる係に、そして壁を補強塗り壁係に、写真を撮る係・・・
毎年やっているから熟練だよ

立派な囲いができあがりました。ど-だ
でも・・・

テントもすっぽり城壁の中に収まりました
天気が悪いのでまだ昼を過ぎたばかりだけど中に入るしかないなあ。さっきの男性はどこまで登って行ったのだろう
風があるからテントを張るのも大変だよなあ

ひろびろ
えっ、なあに、一人で3分の1のスペースを取っているって・・・。まあこれも日頃から身体が硬いことをみんなに知らしめ、毎回足をつらせて頑張っている努力のたまものだよ
だけど、時間が余ってしょうがないね。しりとりでもする
やだよ

夕方までちびちびお酒タイムです。明日の登頂日、テント帰着後の乾杯ビールは絶対に外せないので、ビールの在庫管理はきびしい
ベーコンを焼いておつまみです

お餅もぷっくり、これもおつまみか・・・

ああぁ、衝撃のやまづと城崩壊
なんと夕暮れ時までしか持たなかったのか。これから雨が強くなるというのに。温かい雨風にあっけない落城でした・・・
早めに飯食って寝よっ

晩飯は、イタリア風野菜入り餅鍋です。どこがイタリア風なのかわからないけど美味しかったです
明日は10時間行動、早く寝て早く起きよう。3時起きだって、やまづと始まって以来だなあ、じゃあ3時半・・・
おやすみ
北ア・黒部五郎岳(その2) 2015.5 山の会やまづと

山はいいなあと思う瞬間
もう登らなくていいんだもん・・・山登りは苦行かい。稜線に出たときは黒部五郎岳はすぐそこのように見えたのだけど、実際は登って下りて登って下りて
歩き始めは曇り空だったけど、西から青空がどんどん広がってきて、そして我々を追い越して今は空いっぱいの青空になりました
目の前には、笠から穂高、槍、鷲羽、水晶、後立、剣、立山、薬師がぐるり・・・すごい
5月5日 黒部五郎岳往復

何時に起きたんだっけ、昨晩の宣言どおり暗いうちに起きました。今日の長丁場に備えて朝飯はカボチャ雑炊です
さあ、行くぞ

朝6時歩き始め、稜線から太陽が昇ってきました。昨日我々の横を登って行った単独の男性はほんの少し上でテントを張っていました
そこだと風よけの木も小さいし・・・我々の近くだとうるさいと思ったか敬遠されたみたい

広い緩やかな斜面を登って行きます。ずっと先の尾根状になって急な登りになるところは雪が融けて夏道が出ていました
稜線までもう少しのところで、スキーを担いだ3~4人が下りてきて、そのあとはほぼ我々やまづとが山を独り占めでした
登山口にはあんなにいっぱいの車が駐車していたのに、もうみんな下りちゃったのだろうか

稜線に到着しました。ちょうど2時間くらいでした
そして、わおーっ、すごい

目の前に北アルプスの有名どころがずらりと並んで
すごい、すごい
真正面に水晶、右手の方に丸っこく見える鷲羽、その手前の白い台地が雲ノ平、谷の向こう奥に見えるのが常念それとも大天井か、それからもっと右に三俣蓮華、双六、その奥にとんがった槍が・・・

そして西から青空がぐんぐん広がってきて
どんどん来い

これから向かう黒部五郎岳が右端です。広い広い視界の中には人影ひとつ見えません。登山口の林道にはあれだけの車(50台くらい?)があったのに
真ん中に槍ヶ岳を見ながら
この山域、今日は我々の独り占めです

後ろの薬師岳の方にも人影なし、この右側には立山連峰と剱岳が見えています

右を見ても左を見ても、これからずっと大展望のただ中を歩いて行きます
ただただ凄い

左斜め前方には、両翼を張った鷲羽岳がどっしり
手前の白い台地は雲ノ平、右奥遠くは表銀座の大天井岳か・・・

真横に水晶岳、それからずっと左へ尾根が延びて赤牛岳
もう展望の大劇場の真っただ中にいる感じ・・・

西の方に白い山、初めはなんだろう、だったけど
あっ、そうか白山か

北ノ俣岳の山頂でひと休みして、さあ行こう

ぐんぐんと青空が広がってきました
いいぞ

だけど、最初に黒部五郎岳を見たときに案外近いんじゃあないか、と思ったのだけど、やっぱり遠い
あの山頂に行くまでに、いくつも登ったり下ったりがありそうです
黒部五郎岳の右奥には乗鞍岳、そのまた右奥に御嶽山、煙が出ているか・・・

青空の境がもう頭の上まできました
今日はまだこれからが長い。山頂まで行って戻って、まだまだ時間がかかりそう。でも予報どおり天気が良くなったので気持ちは余裕です