大菩薩・唐松尾根~峠~サカリ山~芦沢山(その1)
2012.11

唐松尾根を登り始めて・・・上の方から歓声が聞こえてくる

今日は素晴らしい快晴の天気です。広々とした景色を早く眺めたいって、急ぎ足になりました
富士山、その前のシワシワの山並み、そして南アルプスが端から端まで一望です

雷岩まで登るともう登山者でいっぱいでした。とりあえず展望は後回しにして、樹林の中の大菩薩嶺です

初めて来た人は、何にも見えないじゃないなんて言っています。そう、だからみんなサッサと写真を撮って入れ替わり立ち替わり

我々もサッサと雷岩まで戻って大展望のただなかへ
真ん中に間ノ岳、右の尖った山が北岳、左側のゴツゴツが農鳥岳の白根三山です。そして左の端っこにピョコンと塩見岳が見えています
センコさんはまだどこにも登ってないの・・・いいねえ、これからいっぱい登る山があって・・・

こちらは南アルプスの南の方です。右から荒川・悪沢岳に赤石岳、そして聖岳かな。初めて南アルプスを歩いてからもう30年になるのか
お花畑の縦走から、沢を詰めたり、痩せ尾根を辿ったり、吹雪に寝られない一夜を過ごしたり、吹雪の中3000mを越えなければならなかったり、いろいろあったなあ
これからどんなことが出来るのだろう

「清々しいですねっ」だったか「さわやかですねっ」だったか、若いおねえさんから声をかけられていたよね
知らない人にも、思わず声をかけたくなる天気です
おっと、甲斐駒と仙丈を忘れていた

右手の三角の格好いい山が甲斐駒ヶ岳です。真ん中に仙丈岳、手前の塊、鳳凰山を挟んで左端に北岳。仙丈岳のすぐ右手前がアサヨ峰かな

甲府盆地と南アルプスの全体をいっぺんに

そして賽の河原の上からは、おおっ、スカイツリーが見えるって、どこよどこよ
真ん中すこし右側にうっすらと

お別れの富士山、峠の茶屋はもうすぐです

富士山の右手の山々、丸っこいのが櫛形山かなあ

広々とした大展望はこれでおしまいです
これからが今日の本番、丹波大菩薩道からサカリ山に登り、そこからコンパスを頼りに芦沢山を目指します

丹波大菩薩道に入る前に、峠まで来たぞ、の記念写真を
さあ、行こうか
大菩薩・唐松尾根~峠~サカリ山~芦沢山(その2)
2012.11 やまづと

穏やかなポカポカ天気の丹波大菩薩道を下って行きました。3年連続でサカリ山を目指します
少々しつこいって。でもなかなかいい山なんだなあ、サカリ山は


大菩薩のアルプスと富士山の大展望の道から、丹波大菩薩道に入ると紅葉が盛りの樹林に包まれた道になりました
行きのタクシーでは今年の紅葉はもう一つ、という話しだったけど、そんなことはないような

荷渡し場(山道との分岐があります。)を過ぎてどんどん下って行きます。何を荷渡ししていたんだろうね
丹波と裂石で物の荷渡し・・・だったら、峠で荷渡しするよね。なんだろう

フルコンバ跡に着きました。ちょっと休もう
コンバってなんだろうね。三角コンバって名前のついた所もあるけれど。西湖のほとりの根場(ネバ)の地名となんか関係があるのかなあ
どっちにしても分からないけど
古い峠道にはいわれのありそうな地名がいっぱいあります


奥秩父飛龍山の方向が開けて、いい眺めです。赤い紅葉とダケカンバの白い幹がとてもきれいでした

ここ数年、笹枯れの所を多く見ましたが、少し新しく笹が生えてきた所もあるのかなあ
ここはまだ笹枯れのままですが

雲一つない青空にドングリの木の黄葉がすばらしい
この下というかこの中をドンドコ歩いて行きました。はあ

いつものように熊棚もありました。打ちあげの飲み屋さんで会った猟師さんの話しでは、奥多摩の熊打ち猟は5年ごとに許可が出るとのこと
猟の年が何時だったのか分からないけど、今年はここらあたりでドングリを食っている分には鉄砲に追いかけられることもなかったのだろう
ただ、里に下りて人間の作物や鶏なんかにいたずらすると、害獣駆除という名目でやられてしまうらしい
今年は奥多摩で2頭、そんなのがいたらしい。いっぱいドングリが出来ればいいのだろうけど

ノーメダワに着きました。ノーメってなんだろう。何にも、嘘っぱちでも思いつかないなあ
飲ーめ、飲め飲め、飲まんかいわれ、なんかだったら恐いなあ、今日はアルコールに弱い男どもだから

ノーメダワも開けていて、大菩薩の北尾根が見渡せます
あの尾根もなかなか渋くていいよね

登山道をトコトコはぐれ猿が歩いていました。少し追いかけて写真を撮ろうとするとうなり声で威嚇されました
一人を邪魔するな、なんて言っていたか

黄葉の道が続きます。そろそろ登山道を離れてサカリ山の尾根に取り付きます。尾根に上がるのに一番楽そうな所は


ここがいいかな、というところで斜面に取り付きました。まわり中、紅葉黄葉で身体も淡く染まっていくようです
しばらく紅葉をどうぞ


尾根上にはそんなには濃くないけれど、笹藪があります

藪の中で、熊さんに出会い頭のゴッツンコしたらいけないから、遠くまで良く見ながら行こうね

平坦な尾根から一旦少し下って、そこからサカリ山の急登になります


頑張りどころだけど、紅葉が楽しい尾根です


そしてサカリ山の頂に到着しました。3年連続3回目です。4回目もありそうな感じかな

山スカ、ドスコイ、3人そろい踏み・・・
あれっ、なんか1人しらっとしているな、こらっ
大菩薩・唐松尾根~峠~サカリ山~芦沢山(その3)
2012.11 山の会やまづと

サカリ山頂から進路を北の尾根にとって芦沢山を目指します
藪の濃さもほどほどで綺麗な尾根です

サカリ山からすぐのピークから北西に尾根を辿り1458m方向に向かいました
1458m手前の鞍部で右手後ろから水源巡視道が合わさりました。これだな、2年前に辿った道は

すぐに北へ行く巡視道から離れて、1458mから北北東に伸びる尾根を下ります。芦沢山が正面です
ときどきコンパスと地形図で位置確認をしながら下って行きました。いい感じの尾根だね

急な尾根を下ってもう少しで鞍部です

赤と黄、良い色に色付いていました

道ははっきりしないのですが、標識が倒れていました。右手に下りれば丹波山村、左に下れば戸沢、正面急登の先が芦沢山頂です
木に手を掛けながら急な尾根を登りました

山頂の手前まで登ってきました
ここまで登ればあとは緩やかになります。10数分の頑張りでした

芦沢山は広々とした山頂でした

あとは東に尾根を辿って丹波に下りるだけ、なんて少々のんびり構えていたのですが


山頂付近の紅葉、ああいいね

緩やかな尾根が続いていたのだけど、尾根末端に近づくにつれて急な下りになりました

そして最後のところが急傾斜に落ち込んで
下りられそうか、大丈夫か

そしてそして道路の側壁が・・・ありゃ。シュリンゲが2本しかないよ、ぶら下がってバンザイしても、あと1m近く足らないような
ズルズルって滑り降りて。シュリンゲをどうするのかって、えっ、捨てたくないって、むむっ・・・
山頂では、少し時間に余裕があるかと思ったのだけど、道路に下り立ったのは薄暗くなる寸前でした

今日の打ちあげは「仲よし」だなっ、と思っていたのに休みです。しかたなく丹波山温泉まで歩いて、バス待ちのビール
バスで一眠りして、いつもの「天益」へ


今日は久しぶりにカウンター席、奥多摩の有名人だという鉄砲打ちと奥多摩の酒飲み仙人の話しに加わって打ちあげ
富士と南アルプスの大展望、紅葉の大菩薩道、そして芦沢山への藪尾根歩き、それぞれに素晴らしく
ちょっと最後の下り口がすっきりしなかったけど、充実した尾根歩きの一日でした