
湯場ノ沢出合をソンシ―さんが確認し、林道上で沢装備を装着しました。橋の左岸から沢に降ります。
昔の遡行図には沢へ降りる林道脇にトタン小屋があると出ていました。昔、初心者を連れて行った際、出合を見つける課題を与えました。そのメンバーたちは遡行図を頼りにトタン小屋ばかりを探していました。トタン小屋は崩れていたのです。ダムやら堰やら、すぐには壊れない無くならないものならともかく、小屋などすぐ壊れます。このようなものは目印としては信用度が低いのです。基本的には地形図を確認しながら決めなければなりません。
沢の水量は多くはありません。ただ、水温が低い!入渓すると、すぐに小滝が出て来ます。易しい小滝が続きます。ラストで登っていた僕は少し滑落しました。ズルズルとほんの少し滑り落ちました。気を抜いていたせいでしょうね。
湯場ノ沢は小さな沢ですけれど、沢沿いには美しい森が広がっています。こんな光景に癒されながら、耳には水音以上の熊鈴の大音響が鳴り続けます。ソンシ―さんがザックに付けている熊鈴です。子牛に付けるサイズのカウベルです。熊すら嫌がって耳を塞ぐと思います。奥多摩でも熊による怪我人や死者も出ていますからね。
僕の持っている遡行図では水量比が4:1になっていますが、前日と前々日の雨のせいでしょうか、3:2くらいの水量比でした。トバの万六沢に引き込まれそうでしたが、ソンシ―さんが地図で確認し、左の本流へ。
中流域になると、小滝でも高めの小滝が増えて来ました。5m~8mほどの小滝ですね。初心者のためには易しくてもこの高さならザイルを出してくれた方が安心です。
いつの間にか上流域を過ぎ、源流の趣きとなって来ました。時々、水が涸れます。伏流しているようです。再度水流が現われます。そして、涸れます。それを3回ほど繰り返し、もはや沢の詰めに突入です。
稜線到着。遡行時間は2度の休憩込みで4時間ですね。僕が持っている遡行図の参考時間は1時間55分ですから、ほぼ2倍の時間がかかりました。
(ハッシー)









