奥利根・ヘイズル沢左俣右沢~至仏山~尾瀬ヶ原(1)
やまづと 2012.10

楢俣湖岸の長い長い道

渇水の楢俣湖

渇水の楢俣湖にナッシー現る

褐色のトノサマバッタ
楢俣キャンプ場ゲートから2時間の林道歩き。木々が少し色付き始め、秋の気配が漂う。気温は暖かく歩いていて気持ちが良い。虫の活動も賑やか。
ふと耳慣れない虫の音、美しいメロディ。ネットで調べたら、「カンタン」という草上性コオロギだった。カンタンは秋の虫の女王と言われているが、鳴くのは雄のみだそう。
殿様バッタとは一年ぶりの再開!童心に戻り夢中で追っかけて捕獲!体の色が去年は緑色で今年は褐色。来年はどっち?
猛暑の影響で、ならまた湖の水は極端に少なかった。いったい満水になるには、どれ程の雨量が必要?

アカヤマタケ(食べられるのか・・・

ヘイズル沢のヘズリ

モスグリーンの渋い色合い、バスクリンじゃないよ
いくつかの支流を越えてヘイズル沢出合に到着。開口一番「綺麗な沢じゃん!!」遡行意欲が一気に高まる。白い花崗岩にバスクリン色の水、明るく開放的な空間。前回の赤石沢とはまた違った美しさ。
沢はどこでも一緒と一括りする意見もあるが、沢やさんとの感性の違いだろうか。遡行は滝、ナメ、釜、淵、小ゴルジュと変化に富んで楽しい。

少し大きめの滝が現れました

幅広で緩やかな多段の滝、真ん中を歩いて行きました

どこから登ろうか

ここかな

バスクリンだって・・・
さすがに10月は積極的に水に浸かることはできないので、へつりは特に慎重になる。1000m付近?からはずっとナメ滝が続き癒しの渓相。五感ををフル活用、足裏でしっかり岩の感触を捉え、立ち止まって景色を眺め、深呼吸してマイナスイオンをたっぷり吸収、美しい渓谷を大いに堪能する。
途中10~15mの滝が何本か出てくるが特に難しい高巻きはなかった。

少し立っている滝ですが、左端の溝から案外楽に登れました

白い岩盤にバスクリン・・じゃあなくて渋いモスグリーン

ヘイズル沢というだけあって、だいたい棚がついていてへつれるようになっているんだけど、ここはちょっと・・・



白い岩盤にモスグリーンの水の滝、ナメ、釜、淵が続きます


ゴルジュの奥に迫力の滝が。右側のへこんだ所から登れそうか・・・いやいや危ないことはやめておこう
ここは左側からゴルジュの縁を巻きました


まだまだ綺麗なナメが続いています
1180mで左俣に入り、1200mの右沢に入ったところで幕営。幸い流木もあり焚火も問題なし。ただ今回はシェフが不在なので、昔のレトルトメニューに逆戻り、まあ贅沢を言いなさんな。男二人、焚火を囲み、ビールと日本酒でちびちびやる。秋の星空眺めて何思う




と・・・ぽつぽつと雨が降ってきた。まだ焚火は豪華に燃えているのだけど、テントに逃げ込んで就寝。その晩はずっと雨が降り続く、果たして明日は大丈夫だろうか。。。
奥利根・ヘイズル沢左俣右沢~至仏山~尾瀬ヶ原(2)

2日目の朝、雨が上がって
朝方まで降り続いた雨、不安の中、テントから外を覗くと青空。一先ず安堵する。ラーメンを食べて、さあ出発だ。
歩き始めは肌寒かったが日差しもあってすぐに暖まった。
昨日同様、ナメ、小滝、時折大きめの滝が出てくる。高度を上げていくと紅葉ならぬ黄葉しているところもちらほらあっていい感じ。至仏山の稜線も遠方にしっかり見える。

切り立った側壁の中にある少し大きめの滝
左側から登れそうにも見えるけど、朝一番だし、やめておこう、足場が濡れてて恐そう
左の急なガレルンゼから巻きました


ナメ小滝が続きます

青空になってきました

もよう岩(その1

もよう岩(その2

もよう岩(その3 幾何学模様

ほんとに広い広い広河原がしばらく続いて

広河原の出口に大滝が現れました

左側が楽に登れます
20m滝を越えると堰堤1~3号が現れる。この秋見た赤石沢の巨大取水堰堤に比べれば可愛いすぎるサイズ。
堰堤を越えると水量もぐっと減り、源頭部らしくなる。

堰堤1号が現れました

針葉樹の森

渦もよう 迷路

堰堤と堰堤の間は、こんな感じの小滝が続きます

もよう岩(その4 前衛ぬりたくり

もよう岩(その5

もよう岩(その6

もよう岩(その7 おしまい

沢の詰めになりました
さて、どこを詰めようか。正面の大きな岩を回り込んで藪に突入して尾根の最低鞍部へ出る作戦でトライ。
藪に入ってみると思ったより深いので即、敗退決定。急傾斜のガレルンゼを忠実に詰めることにする。
落石に注意しながらドンドン高度をかせぐ。目前の稜線には登山者の行列、話し声、鈴の音などとっても色鮮やかで賑やか。
最後は膝丈ほどの藪をこいで小至仏山脇の尾根に飛び出た。

青空に飛行機

ガレルンゼをどんどん詰めます


もう少し紅葉を期待していたのだけど
稜線に登山者の姿が連なって見えます

小至仏山直下の登山道に出ました
いきなり藪から登場のあの人達はいったい?
好奇の目でじろじろ見られました。登山道はぐちゃぐちゃの泥んこだったので、沢靴のままザックを残して至仏山へ。
山頂はあいにくガスで真っ白、どうも最近は展望に恵まれない。すぐに鳩待峠へ向けて下山開始。雨も降ってきた。
鳩待峠はお帰りの皆さんで大混雑。逃げるように山ノ鼻キャンプ場を目指す。

小至仏から至仏山を見る

尾根道に虹が・・・・・
小至仏で引き返す人も多く、至仏山まで登るのは3分の1くらいかな

巨大な山頂標石です。ハカイシみたいだよ

鳩待峠まで下りると、観光バスがいっぱい止まっていて、人もいっぱいでした
なんだか一気に気が抜ける
もう帰ろうか、という気持ちにもなったけど、気を取り直して山ノ鼻へ向かいました
奥利根・ヘイズル沢左俣右沢~至仏山~尾瀬ヶ原(3) 2012.10

山ノ鼻への道では、バス時間に合わせた帰り客が列をなして登って来ます

かなり下ったところでも、途切れずに登って来ます。バス時間は大丈夫なんだろうか

山ノ鼻につきました。かなり長い木道歩きでした

みんなちっちゃなテントだねえ
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鳩待峠からひたすら続く木道歩きで、へとへとになって山ノ鼻に到着。すでにテントの花が一杯。設営すると我々のテントが一番大きかった。
やまづとは、もっと大きなジャンボテントが欲しいな、と思っているのだけど、こんな所では張れないね、白い目で見られそう。
寒い寒い夜でした。
最終日は快晴!今日は尾瀬ハイキング!それにしても広い空間だなあ、正面に燧ヶ岳、振り返れば至仏山、草紅葉が黄金色に輝いている。それと澄み切った青い空、どこを切り取っても絵になっているし、蜘蛛の巣だって立派なアートだった。
ずっと緊張感ゼロで歩いていたので、誤って湿原に落ちないこと、ひょっとして熊が出没するかも?と少し気を引き締めた。
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清々しい朝です

振り返ると至仏山

蜘蛛の巣に朝露が付いて

目の前に大きく燧ヶ岳が

朝霧の湿原


ヒツジとカモかも


朝霧の湿原と燧ヶ岳

どこまでも続く湿原と空

池塘に写る雲

逆さ燧ヶ岳

奥に見える岩山は景鶴山でしょうか
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ヨッピ橋を渡って東電小屋無料休憩所へ。甘党の二名は早速、花豆ソフトクリームをぺろり、糖分を補給する。
ここからは最終章、尾瀬御池へ向かう。いつかは泊まってみたい雰囲気よさげの山小屋を通過して段吉新道に入る。ぼろぼろになった木道がひたすら続き、何度も滑った。裏燧林道に入ると名前の通り、燧ヶ岳の裏側がよく見え、山肌も少し紅葉している。
シボ沢を過ぎると何カ所か○○田代という名の湿原が現れた。途中に平ガ岳を眺望できる場所があった。いつかススケ沢から水長沢を繋いで平ガ岳へ。。。最後に歩きやすい木道を駆け下りてゴール地点の御池へ無事到着~。
おでんに唐揚げにビール!お疲れ様でした!充実した3日間の行程を終えた。
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花豆のソフトクリーム

裏燧林道の暗い森を抜けて


平ガ岳が見えました
コースタイム
10/6 楢俣キャンプ場ゲート10:25~ヘイズル沢出合12:30~二俣(1180m)16:00~二俣(1200m)16:10幕営
10/7 テント場7:45~第二堰堤10:05~稜線12:13~至仏山13:18~山ノ鼻キャンプ場16:34
10/8 山ノ鼻キャンプ場7:00~東電小屋8:25~尾瀬御池11:35