
1日目
黒戸尾根は三大急登に数えられますが、急登よりも5合目までの単調な歩きが長い。
久しぶりのテント泊装備が重い。刃渡りの手前でチェーンスパイクを装着。
湿った雪が団子になってひどく歩きにくく、嫌になって外す。
5合目の橋の手前でアイゼン装着。ここからは鎖や梯子が連続する急登になりますが、テンションが上がるので、むしろ辛くない。
6合目の先には岩場のトラバースがあり、慎重に渡る。そこからもうひと頑張りして、七丈小屋へようやく15:30到着。
道中で下山してくる人たちに山頂の様子を伺うと、水曜日の降雪が深かったせいで、山頂に向かわずに降りてきた人、8合目で撤退、9合目先で撤退、山頂まであと100mで撤退…この日登頂できたのは1人でしょう、とのことでした。
テント場は私たちを含め3張。夜も冷え込まず快適なテント泊でした。



2日目
4時半過ぎから、小屋泊のパーティーが次々とテント場を通り過ぎ山頂を目指していく。
気温が高いので、雪が緩む前に下山するつもりらしい。
仕度が遅く6時発になったせいで、トレースはばっちり。ヘッデンスタートで、8合目手前で日の出。
八ヶ岳、鳳凰三山とその向こうの富士山が一望でした。
急登が続きますが、荷物が軽いと足取りも軽い。
8合目から先はナイフリッジや岩場など緊張する場面が多く、ルンゼでは下山時にどうやってロープ確保するか考え、支点となる木や岩の位置をチェックしながら登る。
二本剣が1本になっていたのに、あれ?1本だったっけ?などと思いつつとにかく山頂を目指す。
8時登頂。風もなく、北アルプス、御嶽山、乗鞍岳まで360度の大展望でした。
社殿に登頂のお礼と安全を祈願して下山。
雪の緩んだルンゼは30mロープ2ピッチで懸垂下降。滑落の心配なく安心して降りられました。
テントを撤収し、11:30七丈小屋発。帰りも5合目から先がとても長かったです。
ユコサイ(記)


