2日目の天気が悪い予報だったので初日に山頂を目指しましたが、テント設営までの時間がかかった事もあり、天狗の留まり場から肩の小屋の中間あたりで撤退。

それでも、それはそれで山に感謝のステキな雪訓日和。

強風に飛ばされそうになりながら歩き、寝食を共にし、アイゼン、つぼ足、ワカン、ラッセル、滑落停止、雪に埋められる。。。

きっとそれぞれに気づきある雪山訓練だったと思います。(そうであって欲しい。。。)

(タカテツ)

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列島全体に悪天候の予報が出る1月の3連休。
自分にとって初めての雪上訓練、初めての雪山登山に参加しました。
場所は、やまづと入会前に友人と夏に一度登った谷川岳。
装備品のいくつかは先輩たちから借りて、山行のスタート。

南関東育ちの自分にとっては雪の上を歩くことも一苦労。体力をかなり消耗しつつ、つぼ足で幕営地に向かって歩いて向かい、テントの用意を開始です。
テントを張るために雪を均したり、外張が飛ばないように固定をするのにも雪を使ったりと、飲み水の確保も雪を溶かして行ったり、とにかく雪がすぐ身近にあることを感じました。
スキーも同じく雪山で行うアクティビティですが雪の上を滑って滑り終わったらコンクリート製の建物に帰る一方、雪山登山は雪の上を歩いて、雪の上で眠り、雪解け水を飲むため雪をより身近に感じるアクティビティだと感じました。

テントを張った後は宿泊道具をテントに残し、アイゼンを装着して、山頂目指して歩き始めました。
ピッケルとアイゼンを使った登山は普段の山行と違う足運びや違う筋肉の使い方をするために疲労が普段以上にたまります。特に、雪になじみがなく「雪山は死ぬかもしれない」という考えを強くもった状態だったので、一歩一歩出る際に踏み外さないように気を張りつめて強く踏みしめていたのも疲れる原因だったかもしれないです。

そうして山頂に向かう中、徐々に標高が上がり、少し雪上歩行に慣れてきたころ、強風に曝される場所に辿り着きました。普段の街中で感じることのない、飛ばされそうな風が冷たい雪が混じりに襲い掛かる。
天神平へのケーブルカーの中から周囲の山々の山頂付近で白い煙のようなものがかかっているのを見て「雲かな」と思っていたのですが、違った。あれは強風で飛ばされている雪でした。その中に今、自分もいる。]

風で周囲の人の声も聞き取りづらくて心細いし、飛ばされないように踏ん張ることで、徐々に自分の元気がなくなっていくのにも気が付きました。標高が上がるほどに更に風が強くなり、背中側のウェアが少し上がってしまい素肌に冷気と雪が入ってくるけど、自分では手が届かず直せないし、風が強すぎて周囲の人に声も届かない。なんとかなるかと考えて登り続けることに。

ただ、かなり疲れが出ていて歩みがどんどん遅くなり、顔が下を向き、数歩登っては立ち止まることを繰り返すようになり、同じ班の人から「大丈夫?」と声を掛けられました。
とっくに疲れ切っていて撤退したい気持ちと、行けるところまでは登りたい気持ちと相まって、「行けるところまで行きたいです」と答えたと思います。

そこから10分ほど歩いていたら先を歩くメンバーが引き返してきて、「時間切れだから戻るって」。
正直、助かりました。時間切れとの勝負をしていたみたいです。

そこから下山を開始して、風が弱まるところまで降りてきたとき(途中で背中は直してもらいました)、安心して周りを見渡すと広がる山並みが広がっていることに気が付きました。近くの山々がでこぼこと連なり、遠くには大きな山が広がっている。この景色を見るために登ってきたんだ、ここに来なければ見れなかった。見れてよかった。

その後幕営地に近づくにつれて列が広がりメンバーの会話が途切れたころに、雪山では自然界にある音しか聞こえてこないと気が付きました。風の音、人間を含めた動物が雪を踏む音。町の音は聞こえない。それから日が傾いたころの、白・黒・赤ばかりの世界が言葉にならないくらい美しかった。

初めての雪山山行。町から遠く離れた自然の中の景色に自分は惹かれることに気づきました。
大変なことも多くありましたが、「もう登りたくない」という気持ちは一切なく、むしろもっと雪山に登ってみたい。

今回の山行で自分が雪に慣れていないのはもちろん、体力や筋力も足りていないことを痛感しました。もっと自然を見るために、自分自身も鍛えないといけないです。それから、団体行動を迅速にするためにパッキングは早めに始めるなどもしないといけない。先輩たちから山のこと、団体行動のこと、学ばせてもらいます。

2日目はつぼ足の練習ラッセルの練習などで雪の上での行動の練習をして下山。都会育ちの自分にとって、雪の中を歩き回ること、転ぶこと、起き上がること、すべてが雪に慣れるのに欠かせない経験でした。

水上のお蕎麦屋で打ち上げをして解散。
下仁田ネギがすごくおいしかった。
そにしても、山のぼる人ってなんでかお酒飲む人が多いですね。

共有された写真の中のこの一枚、なんのシーンだろう 笑

(シューン)

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